【一瞬で抑える】pHの計算に必要な対数logの基礎知識【高校化学】

こんな人のための授業

「細かいことはいいから、化学で必要な$\log$の知識だけさっさと教えろ」という人

これだけ理解しよう

log計算の鉄則
①化学で$\log$と言われたら大体$\log_{10}$

②真数の指数は係数として前に出せる(言葉が分からなくても↓が分かればok)

$\log_{10} 5^3 = 3\log_{10} 5$ ($3$の位置が変えられるってことです)

③底と真数が一致していれば$1$になる(意味が分からなくても以下略)

$\log_{10} 10 = 1$

④真数をかけ算に分解して、$\log$の足し算に出来る(意m)

$\log_{10} 6 = \log_{10} (2 × 3) = \log_{10} 2 + \log_{10} 3$

一緒に計算問題を考えてみよう

問.$\log_{10} 8$を計算せよ

まずは$8$をかけ算に分解しましょう

$\log_{10} 8 = \log_{10} (2 × 2 × 2) = \log_{10} 2^3$

ここで鉄則の②を使って

$\log_{10} 2^3 = 3\log_{10} 2$

となります

問.$\log_{10} 20$を計算せよ

まずは20をかけ算に分解します

$\log_{10} 20 = \log_{10} (10 × 2)$

「おいおい、$10$はまだ$2 × 5$になるよwww」

確かにそうですが、鉄則③を使いたいのであえて$10$のままにします

続けて鉄則④を使って

$\log_{10} (10 × 2) = \log_{10} 10 × \log_{10} 2$

ここで鉄則③を使って

$\log_{10} 10 × \log_{10} 2 = 1 + \log_{10} 2$

これ以上変形出来ないのでここで終わりです

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする